洗礼を受けるということは、生涯主イエス・キリストを模範として隣り人を自分のように愛する生き方を約束することを意味します。
私たちクリスチャンの生き方は様々な喜びや感動をもたらしてくれます。しかし皆さんが私たちの生き方に触れ、確かにその通りだと確信しても、自分の生き方を簡単に変えられるでしょうか?現実には難しいことも多いと思います。これまでの習慣があるからです。しかし洗礼を受け、他の信徒と共に信仰生活を送ることで自然と生活が変えられていきます。例えるならパートナーとの出会い、結婚によって自分が変わっていくのと同じだと思います。洗礼は救いに必要なサクラメントであり、この生き方が変えられていくことが、目に見えない霊の恵みの目に見えるしるしであり、洗礼はその恵みを受ける方法と教会では教えています。
さらに私たちは「人の子は、仕えられるためではなく仕えるために、また、・・・来たのである。(マルコによる福音書10章45節 聖書協会共同訳)」と言った主イエスに倣い、私たちが出会うすべての人に仕えることをその使命と考えております。それは他者の幸福を願い、目の前にいる人を思いやる。困っている人、弱っている人、助けを必要としている人に対して、見て見ぬ振りをするのではなく、出来る範囲で応えていくことです。私たちはこのようなさまざまな場所や人々に向かって、主イエス・キリストによって遣わされていると考えております。
しかし、この他者に仕えるという事は簡単に実践できるものではありません。実践出来る力を教会では「聖霊」の力と呼び、この「聖霊」の力を祈り求める儀式があります。この儀式が堅信式です。この式中で全教会を代表する「主教」から頭に手を置かれ、私たち自身に与えられている聖霊の力が、私たちの中で働き、他者に仕える力が与えられるよう主教と会衆全体で祈ります。
洗礼や堅信をご希望の方は、まずは牧師、聖職者にご相談ください。事前準備としてキリスト教についての牧師との勉強会にご参加頂きます。どのような方でも結構ですので、お気軽にお声がけください。